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評価基準のズレをなくし、管理の手間を削減。スキルの可視化でミスマッチ防止にも。

エクセル管理の手間を削減、スキルの可視化に向けてシステム導入を検討

-スキルナビ導入以前に感じていた課題は?

以前は評価シートをエクセルで管理していました。集計する手間が掛かるうえに、項目の更新を行うたびに全員に配布していたため、過去の評価シートがそのまま使用されるなど、バージョン管理にも課題がありました。また、社員一人一人のスキルが見える化されていなかったことで、上司が部下のスキルを把握できていないことや、社員が会社の求めているスキルを理解できていないなど、ミスコミュニケーションが起きていると感じていました。

以前の評価項目はスキル、マインド、タスクのどれにあたるものなのかが曖昧だったため、評価の軸が明確になっていないという課題もあり、評価項目の見直しに合わせて、これまでの課題を解決できるシステムを検討していました。

ワークフロー機能で能動的にスキルチェックを行う環境を構築

-スキルナビ導入の決め手は?

これまでのエクセルによる評価シートは、”セルフチェックをして提出する”という報告書類形式になっていたため、どうしてもやらされている感がでてしまいます。それを払拭しながらも自らスキルチェックを行う環境を作るために、「ワークフロー機能」を備えていることが重要な要件の1つでした。また、ITエンジニアのスキル管理は項目が膨大なうえ、スキルの流行り廃りがあります。スキルナビは、簡単に項目の入れ替えや統廃合を行うことができるという点でも評価しています。

ほかにも「タスク機能」が弊社の考えとマッチしていることも大きなポイントでしたね。ITエンジニアが習得した「保有スキル」と、ITエンジニアとして「やるべきタスク」は別のものとして考えており、スキルチェックの際に、研修や講習の受講を条件として設定できる点が弊社のスタンスにマッチしていました。

会社の求めるスキルの全体が見えることで、スキルのミスマッチが減る

-スキルナビ導入後、見えてきた変化は?

以前は、個人の自己評価に任せている部分が多く、評価にばらつきがありました。スキルナビの導入により全員が同じ基準で評価を行うことができるようになっています。特に、若手社員よりベテラン社員の方が積極的に取り組んでいる傾向がありますね。自身のスキルを説明するのが難しいため、数値化や見える化する必要性を感じていたのだと思います。

また、スキルナビへの入力内容を元に、上司とPDCAを確認する面談を月に1回以上行うようにしています。面談では、優先的に伸ばして欲しいスキルを確認し、より効果的なスキルの習熟方法や、スキルを伸ばすための環境作りの相談など、これまでにないコミュニケーションが生まれるきっかけになりました。

若手社員に向けては、「キャリアモデル機能」を活用した取り組みも行っています。能力を5段階に分け、レーダーチャートで自分のスキル取得状況や進捗状況などを確認でき、必要なスキルの全体を見える化したことで、会社が求めるスキルと彼らの取得スキルのミスマッチを減らすことにも繋がっていますね。

職能ごとのデータを活用して、教育や評価フローへの反映を目指す

-今後、スキルナビを活用したさらなる展開について教えてください。

現在集まっているスキル値の集計データをもとに、職能ごとの要件達成率を可視化し、教育への活用や目標・評価フローの設定を進めていきたいと考えています。それに伴い、目指すキャリアパスの参考となるような先輩の事例を提示することや、プロジェクトの特性に合わせた人材配置方法を確立することも検討しています。

現在は主に能力考課に関する項目を入力していますが、情意考課に関する内容もスキルナビに入れることで、能力考課と情意考課を掛け合わせた評価制度を構築していきたいと考えています。
 

株式会社ソフテム(https://softem-net.co.jp/

株式会社ソフテム
設立:昭和54年(1979年)11月
資本金:5,000万円
従業員数:113名
事業内容:情報システムサービス業

話者プロフィール
執行戦略室 兼 SI事業本部 マネージャー
月江 昂一 様
2004年4月入社。ITエンジニアとして制御系開発からWebアプリケーション開発を経験し、現在は執行戦略検討メンバーとしてとして社内の人事制度の改革を推進